【異文化交流!?】お煎餅と海苔

みなさまこんにちは。

学生時代にイギリスのオックスフォードのカレッジに短期語学留学したのですが、

その時のクラスで起こった話です。

私は当時、英語が不慣れな状態ではありましたが、

「海外ドラマ」を利用した英語トレーニングや、

サッカーを長く続けていたこともあり、語学教室後のアクティビティーで、

色々な国の人とサッカーをすることで溶け込むことができ、

楽しい日々を過ごしていました。

そんな大好きなクラスの仲間だったこともあり、

私は日本が誇るお菓子である「お煎餅(海苔巻き)」を、

どうしても紹介したく授業で配ったことがありました。

当時は、自分が海外の食材を見て衝撃を受けることはあっても、

自分がいつも食べているものは当たり前に感じていて、

「海外の方からしてみては日本の食べ物は当たり前ではない」という、

至極当然の感覚がまったくなかったため、

絶賛の嵐になると心の底から思ってクラスで配りました。

お煎餅(海苔巻き)」を配ると、醤油の風味は違和感ないものの、

海苔を食べた経験がない方が多くかなり戸惑っている様子でした。

クラスメイトが戸惑っている様子を見て先生は、

You should eat.」と声をかけていました。

海苔がどうしても食べられなかったクラスメイトの1人は、

海苔以外のお煎餅を食べて「海苔は食べられなかったけど、お煎餅美味しかったよ。

と笑顔で声をかけてくれました。

あれから何年もの時がたって、

あのときの先生やクラスメイトの優しさが理解でき、

苦さと温かさとともに、今も時々、当時を思い出します。

異国の食材、生まれてから一度も食べたことない食材って、

口にするのがかなり勇気がいると思います。

「should」って、単純に訳すと「~べき」という意味ではありますが、

先生の「You should eat.(直訳であなたは食べるべき)」は、

私が皆を好きで日本を紹介したかった、

そんな思いを汲み取ってくれたくれた言葉だったように思うのです。

遠い心の思い出ではありますが、大切な思い出として、

これからも大切にしていきたいと思います。

読んでいただきありがとうございます。

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