【夢か幻か!?】移動式遊園地という幻想

みなさまこんにちは。

小さい頃に見たものや経験したものが記憶の奥底にしまわれて、

ふとしたときに浮かびあがる経験ってありませんか。

私は週末といえば、『金曜ロードショー』、『ゴールデン洋画劇場』、

『日曜洋画劇場』を毎晩楽しみに過ごしていました。

その頃に見た映画の印象的なシーンが、

何年も経って「あれって何の映画のシーンだったっけ?」というように、

ふと思い出して、でもタイトルがわからなくて悩むことがあります。

当時は私自身も小さかったですし、今ほどインターネットも普及しておらず、

「他人の映画への評価」が入ってこない状態で映画を見ていました。

今思うと、人生経験は少なかったですが、今よりも「自分の感覚で映画を観る」ことは、

当時の方が長けていたんじゃないかなって思うこともあります。

そんな当時観た映画のワンシーンなのですが、

「移動式の遊園地がやってきて、夜誰もいなくなった遊園地で、

コードも繋がっておらず電源が入っていないはずのおみくじのような機械が、

少年が近づいていくと急に電源が入り、何か紙を出す。」

というシーンだけがとても印象に残っていて、

映画が何かもわからないまま、そのシーンだけがずっと心に残ってきました。

映画の描写もそうですが、時代背景も含めて、

近未来のように遠隔に電源を供給する、なんて状況ではないですし、

かなりレトロな機械だったと思うので「内部電源」というわけでもありません。

その機械は何か不思議な力が働いて動いていたのでした。

正直、もはやそれは説明不可の超常現象だったと思いますし、

映画本編でも特に理由は触れられてなかったように思いますが、

移動式遊園地が街にやってくる、「特別な日」「特別な夜」に、

「特別な出来事」が起こる、それだけでワクワクしてきて、

映画に引き込まれていったように思います。

最近、やはり気になって、描写をもとに映画を調べると、

トム・ハンクスさん主演の『ビッグ』という映画だったのだと思います。

電源が入っていなくても動いた不思議な機械が、

主人公の少年を、少年の望みであった大人の姿に変えてくれる映画とのことです。

ハートフルコメディということで、

心の中で何度も再生したワンシーンからの本編イメージとは実は少し違ったのですが、

正確な内容はまったく覚えていないので、近日中に必ず本編を観ようと思っています!

現実でも移動式遊園地に行きたいのですが、今はほとんどないですよね。

遊園地自体が、超本格的な遊園地で(ディズニーランドさんやUSJさん等)、

来園客も多く収入がたくさんあって、それをさらに新アトラクションに投資していく、

そういう成長戦略の軌道に乗っているところが成長していってるように思います。

「生き残る」ということが非常に困難で、成長していくか無くなっていってしまうのか、

現実としては非常にシビアな環境のように思います。

でも、超本格的ではない、「通常の」遊園地にしかない魅力ってあると思うんです。

営業を支えられるほど行っている、そして行けるのかと言われると、

営業面では大きな貢献は出来ていないのが現実なのですが。。

でも、今は姿を消してしまったかのような、

そんな移動式遊園地に、ある日の夕暮れ、出会うことがあれば、

日常が非日常になる合図かもしれません。

読んでいただきありがとうございます。

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