【11月の雨!!】NOVEMBER RAIN
みなさまこんにちは。
11月にはいり、最近は特に朝晩が冷え込んできましたね。
北海道では平地でも雪が観測されてくるようです。
寒さと言えば私が以前住んでいたニューヨークは、夏場は広大な青空と、
大陸の広い土地が作り出す強大な雷雲が北西の方角からやってきたものですが、
緯度は実は日本の青森県と同じということで、冬場はとても寒く、
とてもとても寒く、マイナス10℃を下回ることもしばしばでした。
日本でよく使う摂氏(°C)ではなく、華氏(°F)をニュース番組等で使うのですが、
華氏で0°Fを下回る予想の日もあり、度胆を抜かれました。(マイナス17°C以下)
私はどちらかというと暑いよりも寒いほうが好きなのですが、
マイナス10°C以下になってくると寒いというより痛く、
近所に買い物に行くのにも一苦労でした。
同じ年にシカゴではマイナス30℃以下も記録していて、
外で食べていたカップラーメンが凍るほどだったそうです。
そんな寒さ話をしていて私が思い出すのは、11月。
秋から冬へと季節が変わっていくこの季節。
朝晩で感じる冷え込みや、北風で感じる肌寒さ、
体がまだ少し夏を覚えているのか、気温以上に寒く感じることがあります。
人間の素晴らしい環境順応性なのでしょうが、
真冬に日が射す15℃の日があれば「今日はあたたかいな」って思う方もいると思います。
でもきっと11月、最初に出会う15℃は寒く感じるかもしれません。
日本では青春を過ごす学校の多くが、そして会社の多くもですが、
4月を基準に動いていますので、人との出会いや別れは4月が1年で1番多いと思います。
海外の場合、9月を開始にしているところも多いと思うので、
この11月に感じる寒さと言うのは、
「人間の体が感じる生理的な寒さ」と、「人間の心が感じる寂しさの寒さ」、
これが相乗効果で、さらに寒く感じるのではと、完全に想像ですが思います。
そんな11月に思いを寄せて、私の心に毎年思い浮かぶのは、
『Guns N’ Roses』というバンドの『NOVEMBER RAIN』という曲です。
最高のメロディラインと、そして最後終わったと思わせてからの、
アップテンポな曲調でのかっこいい終わり方で、大好きな曲なのですが、
歌詞の「この11月の冷たい雨の中で/In the cold november rain.」という部分が、
最初に知った当時は学生だった私は、11月と言えば文化祭の時期でしたが、
多感な時期でもありますので、この歌詞が刺さりまくり、
「Cold november rain.」はその後、私の人生に強く影響する言葉となっていきました。
もしここまで『Guns N’ Roses』の曲を一度も聴いたことないけれども、
読み進めてくださった方がいらっしゃたら、試しに聴いてみていただけたら嬉しいです♪
そんな『Guns N’ Roses』ですが、私はひそかに『X-Japan』とも似ているなと思っています。
なので、『X-Japan』をお好きな方にもぜひ『Guns N Roses』をオススメしたいです。
そんな『Guns N’ Roses』ですが、1991年に『Use Your Illuseion1/2』を発売した後、
時折活動はあるものの大きな活動はない状態が続きました。
ここでも、ハードロック/ヘビーメタルバンド、メンバーがよく入れ替わる法則が発動し、
ボーカルのアクセル・ローズさん以外はオリジナルメンバーがいない、
という時期などもありました。
そんなある日、『Guns N’ Roses』のライブの様子をレポートした音楽雑誌の、
ライブの様子の記事に目がとまりました。
そこには、「『今までのどを酷使してこなかったからか』
年齢を重ねても全盛期と遜色ない歌声」
のような意味合いの言葉が書かれていました。
私はボーカルのアクセルローズさんの表舞台以外の活動はわかりませんので、
本当に酷使してこなかったのかはわかりませんが、
なんとなく、プロフェッショナルの方のイメージとして思い描きやすいのは、
「毎日続けているから今日もできる」のように、努力を日々重ねることで、
その技量を維持していける、そういうお話のように思います。
「今までやってなかった分、のどがつぶれていないから歳をとっても元気いっぱい歌ってる。」
という評価は、中々に衝撃的ではありましたが、一方で私自身の日常生活では、
とても勇気づけてくれる言葉として、今も強く印象に残っています。
過去を振り返れば、『もっとこうしておけば良かった。』『もっと努力すればよかった。』
こういうふうに思うことはあります。
そしてその『後悔』という感情は、とくに『もっと~すれば』という感情は、
自分の描く『一番理想的な形』を基準にあらゆる角度から攻めてきます。
とても強敵だと思います。
でも、そんな『後悔』の感情が攻めてきたとき、
私はこの『Guns N’ Roses』とボーカルのアクセルローズさんのエピソードを思い出します。
『今まで努力が足りてなかった分、力が有り余っているから今から頑張る原動力になる!』
そう思って、自分を鼓舞しています。
冷たい11月の雨も、いつかは降り止むのですから。
読んでいただきありがとうございます。